岩手県奥州市にございます工務店、RENO-BASE(リノベース)です。
2023年に行われた高校生のなりたい職業ランキングで、建築士・建築関連の仕事は12位にランクインしていました。
意外にも14位のイラストレーター・アニメーター・ゲーム関連を抑えての順位なので、建設業に興味をもつ若い方は多いようです。
昨今は安定性や、人の役に立ちたいという理由から将来の職業を選ぶ傾向があり、ある意味、昔よりも堅実といえるかもしれません。
しかしながら、建築に興味をもっていても、「大工」という進路はなんだか不安、と思う方は多いもの。
大工は本来、魅力ある仕事ではありますが、きつくて大変、おまけに年収は低いというイメージが強いですね。
今回は、建築の道を志す方にぜひ読んでほしい、大工の将来性についてご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
スタディサプリ「なりたい職業ランキング!3位看護師、2位医師、1位は?【高校生919人に調査】」>>
■ 大工の年収は低い?
大工の年収は2020年の統計によると457.1万円、同じ時期の全国の平均年収435万円に比べると、やや上の給与水準です。
ただ、同じ建設業でも電気工事士などと比べると低い水準です。
理由としては、これらが考えられます。
・個人事業主、小さな工務店が多いため
大工は個人事業主、もしくは企業規模の小さな工務店の比率が高いため、工事にかかる単価が低い傾向にあります。
大きな会社に比べると、受けられる仕事の量や規模も限られることから、このような結果になりやすいです。
・下請けが多いため
建設業は依頼を受ける元請け、実際に施工などを担当する一次請け・二次請けと、多重請負構造が残っています。
今後は一人親方の正社員化などで改善に進むとされていますが、この構造によって、現場で働く大工の手取りが少ないとされています。
■ 大工が少なくなるとどうなる?
大工が少なくなると、どのような弊害が出てくるのでしょうか。
・住宅の建設費用が高くなる
資材の高騰といった理由もありますが、現在の住宅価格は2020年後半に比べると100~200万円ほど上がっています。
人手不足によって、なかなか仕事を受けてくれる大工が現れず、これからはさらに上がる可能性が高いです。
・リフォームができない
リフォームは新築を建てるよりも難しく、大工や職人の経験や技術が頼りです。
満足のいくリフォームができなかったり、改修できないまま空き家が増えたりするかもしれません。
■ 大工の未来は明るい?

マイナスな話ばかりでしたが、大工はこれから求められる仕事になる可能性があります。
・単価が上がる
大工になる人が少なくなっているのに、建設需要は高いので、これからは大工の奪い合いになります。
たくさん仕事が来る、あるいは直接依頼を受ける元請けになると、より高単価の仕事を選ぶこともできるかもしれません。
技術を磨けば、稼げる大工になれるでしょう。
・リフォーム需要が高い
新築需要は減っていますが、リフォームの需要は高まっています。
戸建て住宅のほとんどが木造なので、リフォームは木造の性質や構造などを理解した上で行わないと、施工不良になりやすいです。
木造建築に深い知識をもつ大工の力がまだまだ必要です。
・木造建築はなくならない
3Dプリンター建築など、新しい建築もありますが、木造はまだまだなくなりません。
木材は資材として鉄骨よりも安く、調湿効果もあるため、日本の気候に適しているからです。
これからも木造建築の需要は高い状態が続くでしょう。
■ RENO-BASEでは建築大工を募集中!
★実際に建てたお家
岩手県奥州市にございます工務店「RENO-BASE(リノベース)」では、正社員で建築大工を募集しております。
昔ながらの大工は「見て覚えろ」というストイックなものが多いですが、当方は後進がのびのびと働ける環境づくりに努めています。
基本土日休みで年間休日は125日、昇給・賞与・残業手当の福利厚生も充実しており、将来的な独立も支援。
従業員は20~30代で構成されているため、若い方であれば世代間ギャップもございません。
学歴・経験は問いませんので、ご興味があれば以下の求人情報をご覧いただき、メールフォームよりご応募ください。
ご連絡お待ちしております。
■ まとめ
大工は現状、個人事業主というかたちで働く方が多く、二次請けといった低い立場にいることが多いです。
しかし建設における需要は高く、人手不足という点から稼げる仕事になるかもしれません。
キャリアをスタートさせるなら、福利厚生の整った工務店などに就職することをおすすめします。